南涯館

南涯館の概要

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南涯館の環境
南涯館が立地する周辺についてご紹介します

信州松本南涯館(大嶋家住宅)は1級河川奈良井川左岸の段丘地にあり、肥沃な松本平の中央部に位置し、松本市街地も近く、又周囲の山なみの見晴らしのこの上なくいい、快適な住環境である。

*段丘地で土地がよく肥え農耕地として最適である。
*段丘地のため、増水しても洪水の心配が殆どない。
*地質は深い良質の粘土質のためか地盤が堅く、住居の基礎も簡単な胴突をしただけで十分である。

その上に置き石をしただけで、150年経ても敷居の水平は殆ど狂っていない。

南涯館の構造
南涯館の構造の特徴について解説します

南涯館の構造①

 信州松本南涯館の本棟造りは、江戸時代の末期安政4年2月25日大安吉日上棟された。他の本棟造りにくらべ総体的にいくぶん大柄である。間口9間奥行き9間のほぼ正方形で、建坪81坪と言われている。
部屋の名称は上座敷、下座式、上おえい、下おえい、小座敷、仏の間、寝間、居間、庫裏、納屋、馬屋、帳子場等。
南側は濡れ縁になっていたが、盗難や火災予防のため改修した。大屋根は檜の割り板の板屋根だったが、屋根材料が間に合わないため戦後瓦屋根に改修した。
ところが河原では勾配があわないため豪雨の時など雨漏りとなり苦労した。そこで平成6年暮れ再び銅板葺きに改修した。
 又一方水洗化が進み下水道が完成したため、厨房と帳子場を近代的に改修した。
それでも江戸時代の本格派本棟造りとして、重々しい風格と歴史的気品をとどめているのは有り難い。

南涯館の構造②

 特にその付属の建物の山門は素晴らしく、山門の大扉にしても欅の一枚板をそのまま使用している。
この山門は残念ながら隣村の平林家に昭和3年売却した。
その鬼瓦には今でも大嶋家の家紋がそのまま残っている。
 しかもこの本棟造りも山門も、木曽宮の越和村の名匠越取直四郎の名作であることが最近になって判明した。
 屋敷の広さは約700坪位、中央に本棟の母屋が建てられ、山門を開けた正面には2階建て味噌蔵付の土蔵が有った。その西側母屋の南側には風流な池を配しそれを包むように坪庭が造られ、遠く御先祖様の植栽したと見られる樹齢何百年もの古木が欝叢としている。その森の片隅には水車小屋があり、明治の悪童共も水車の回転する自動籾摺機に、驚異の眼で眺めたようだ。
 母屋の東側は玄関になっており、表庭に続き灰屋、羽小屋、作男の棟と並んでいた。そして屋敷の中に野菜畑が有りその周りには土塀と樹木の垣根に囲まれていた。

館主ご挨拶
大嶋家15代目当主がご挨拶いたします

信州松本 南涯館 館主
大嶋 三紀夫
(大嶋家15代目 当主)

 2017年10月、当館主屋(大嶋家住宅主屋)が国登録有形文化財に登録されました。
登録に当たってご指導・ご協力を賜りました信濃伝統建築研究所の和田勝先生を始め、文化庁・長野県・松本市の文化財担当の各位に改めて深く感謝申し上げます。
 江戸時代末期の安政四年(西暦1857年)2月25日大安吉日、信州松本の地に本棟造りの大嶋家住宅が落成致しました。 大嶋家9代目大嶋友七利言により始められた住居新築工事は、友七利言の亡き後は10代目大嶋伍八郎言久に受け継がれ、10年の歳月を経て完成したと伝えられています。
 本棟造りは信州特有の民家建築として知られていますが、その特長のひとつは、なだらかな勾配の切り妻屋根にあります。まさにその外観の造形美は「大鷲が羽を拡げている」かのような雄大さと風格を醸し出しています。
 1975年、私の祖父が亡くなってから諸般の事情により、この古民家を空き家のままにして維持管理に努めてまいりました。 そして2013年、この大嶋家住宅を「信州松本 南涯館」と名付け、地域のコミュニティの場として活用するために市民に開放することを決意しました。
 それ以来現在に至るまで、各種コンサート、寄席、各種展示会、セミナー等々を開催しております。その他に皆様の趣味サークルの活動及び企業の研修等々にもご利用が可能です。
 また、古民家見学をご希望される方は遠慮なくお申し入れ下さい。 本棟造りの主屋を始め、屋敷内の庭園は四季折々の花を咲かせてご来訪者の癒しの場になっています。
 先祖代々から受け継がれ、信州の生活文化の薫りが漂う「信州松本 南涯館」へのご来館を心より歓迎申し上げます。

大嶋家の年表&系譜

1532年 天文 1年
初代大嶋武之助が甲州(山梨県)の地に生まれる。
1552年 天文21年
武田信玄の家来として、信州松本の笹賀(現在地)に居を構える。
不明
初代大嶋武之助 没(没年は不詳)
1604年 慶長 9年
2代目大嶋孫左衛門友徳 没
1641年 寛永18年
3代目大嶋久右衛門友利 没
1679年 延宝 7年
4代目大嶋金三郎利明  没
1712年 正徳 2年
5代目大嶋興右衛門徳貞 没
1759年 宝暦 9年
6代目大嶋興右衛門貞明 没
1784年 天明 4年
7代目大嶋新八信利   没
1821年 文政 4年
8代目大嶋新八信友   没
1855年 安政 2年
9代目大嶋友七利言   没
1857年 安政 4年
大嶋家住宅(現在の南涯館)が落成
木曽宮ノ越(現在の木曽町)の宮大工棟梁・越取直四郎藤原貞義により建築
1862年 文久 2年
大嶋家宝物である御駕籠を菩提寺・長照寺へ寄贈
1866年 慶応 2年
上座敷の欄間の彫刻を仕上げ、大嶋家住宅の最終工事を完了
彫刻は宮大工・越取直四郎藤原貞義の作
1889年 明治22年
10代目大嶋伍八郎言久 没
1915年 大正 4年
11代目大嶋新八郎言利 没
1942年 昭和17年
12代目大嶋伍一郎   没 ※菩提寺は東京上野・正慶寺
1975年 昭和50年
13代目大嶋太郎南涯  没
1988年 昭和63年
13代目妻 大嶋せい乃 没
1996年 平成 8年
14代目妻 大嶋とく江 没
2011年 平成23年
14代目大嶋一義南涯子 没
2013年 平成25年
大嶋家住宅を南涯館と命名し、市民のコミュニティの場として開放。
当代
15代目大嶋三紀夫 現在に至る

南涯館便り
南涯館で行われるイベント情報や、南涯館を訪れてくださった方々との交流などをご紹介します

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アクセス
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住所
〒399-0033 長野県松本市大字笹賀上二子4143
最寄りIC
塩尻北インターより車で6分
駐車台数
30台
その他
お車でご来場のお客様は駐車できない場合もありますのでご了承ください。

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